金工とは?
金属を素材として使い、金属の特性でもある伸展性、熔解性を利用して成形、それらに様々な技法を施す工芸技術です。
日本にある様々な金工伝統技術の中でも「世界中へと伝播していき、世界的に知名度の高くなった技術」が木目金です。
弥生時代の銅剣、銅鐸、銅鏡、古墳時代の装身具、飛鳥・奈良時代の金銅仏、鎌倉時代の刀剣、甲冑、室町時代の茶の湯釜等、それぞれの時代ごとに、様々な技術が生み出され、その技術は伝承されつつ、時代とともに多様な展開をしてきました。
日本では太古の時代から、金、銀、銅、錫、鉄を「五金」と呼んでいます。金工の素材として利用するとともに、二種類以上の金属を溶かし合わせた合金を用いて、多様な技法を発展させてきました。
金工の主な技法である3技法(鋳金、鍛金、彫金)について他ページで説明します。