木目金の作り方

1、プラチナやピンクゴールド、ホワイトゴールド、イエローゴールド、その他など合計8種類の地金の中から組み合わせや分量などを選択します。

2、お客様がご希望された地金を用意し、スポンジヤスリで表面をキレイにした後、中性洗剤と炭酸水素ナトリウムで丁寧に洗浄します。

3、地金をそれぞれ細く分けます。

4、分けた地金をもう一度、油分や汚れ等が残らないように中性洗剤と炭酸水素ナトリウムで丹念に洗います。

5、手の脂が付着しないように、水分を丁寧に拭き取ります。

6、丁寧に拭き取った異なる色をした地金を交互に重ね合わせていきます。

7、重ね合わせた後、耐熱性の高い治具で強力に挟みこみ、長時間バーナーで熱します。一度炎を当てた後に素材から火を離すと「酸化皮膜」ができてしまうため、良きタイミングまで炎を素材から離さない事を心がける。炎を離した後も、素材をよく観察し、さらに何度も繰り返しバーナーで熱します。

8、耐熱性の高い治具から素材を外した後もさらに炎を当てて真っ赤に熱くなった地金をハンマーで鍛造します。(何度も繰り返す)

9、木目金の原型が完成します。

10、製作には何度も同じ事を繰り返す作業をしますが、これが一生保証に相応しい丈夫な木目金を作る秘訣です。

11、出来上がった地金を注意深く、ゆっくり少しずつローラーと呼ばれる器具で平らにしていきます。

12、一枚の平らになった木目金板でお二人の木目金リングを製作していきます。

13、まずは、最近のジュエリー製作では使用する機会が減った「糸ノコ」で指輪に必要な形にしていきます。

14、何種類ものヤスリを使用して指輪の形に整えていきます。

15、指輪の形になってから、さらに紙ヤスリや研磨材を使って丁寧に磨いていきます。

16、通常の指輪よりも時間の要する作業になりますが、手をかけて作り上げた完全なハンドメイドの指輪が完成します。