結婚指輪の素材選び
結婚指輪を製作するときに考えたいことの1つが、素材をどうするかです。
特別な記念品である結婚指輪には特別な素材を選びたいところであり、純金が候補に挙がることも少なくありません。
しかし、純金の結婚指輪はあまり見かけないため、素材として選べるのか、疑問に思われがちです。
そこで、純金の結婚指輪はあるのかどうか、この点について今回ご紹介したいと思います。
純金の結婚指輪は選べるのか
純金の結婚指輪もしっかり探せば見つかる場合があるものの、あまり一般的とはいえません。
純金は、高級度に関しては申し分ありませんが、素材自体が柔らかいのがネックです。
結婚指輪はファッションジュエリーよりも使用頻度が高く、24時間つけ続ける方もよくいらっしゃいます。
強度面に不安が残る素材だと、結婚指輪がすぐに傷だらけになったり、何かの拍子に変形したりしかねません。
そのため、結婚指輪の素材としてゴールドはよく使われますが、純金はあまり一般的ではないのです。
結婚指輪に使われるゴールドとは
結婚指輪の素材でよく見かけるゴールドは、純金ではなく合金です。
合金とは、ベースとなる素材に別の金属を混ぜて作る人工的な素材で、純金に別の素材を混ぜる目的は主に補強です。
頑丈な素材を配合すると、ネックだった強度が高まり、普段使いにも耐えられるゴールドが完成します。
ただし、金の純度が低くなる関係で高級度は下がってしまうため、問題ないかは事前に考えておくことをおすすめします。
金の純度に関しては、素材の表示を見ればわかります。
たとえば、当工房で結婚指輪を手作りするときに選べる「14K」だと、金の純度は約58%です。
金の純度まで確認しておくと、素材に関して後悔するリスクを下げられます。
純金の結婚指輪は要注意?
純金の結婚指輪も探せば見つかる可能性はあり、高級度に関しては申し分ありませんが、強度面には注意が必要です。
強度面の不安がない結婚指輪がよければ、合金のゴールドを使った結婚指輪を検討してはいかがでしょうか。
合金のゴールドを使った結婚指輪は当工房でも製作可能なため、興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。